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平成の達人(後記)

また、やっちゃいました。
土下座してもわび足りないです。
適当な話が思い浮かび戯れに書いてしまいました。
仙一のスピンオフと思ってお許しください。
今度こそ真面目な作品をお届けします。
では、さらば。
シュワッチ。
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[ 2016/02/17 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

平成の達人

ここは、新宿歌舞伎町。3人の男女が楽しく会話しながら練り歩いている。
「これから、僕が懇意にしているイタリアンレストランでご馳走します。ファミレスとは違う本場仕込みですよ。」
田中は、庶民に一流を味会わせたいようだ。
「本場のイタリアンってどんな味なんでしょうね。楽しみです。」
美人受付嬢の麻子は期待に胸を膨らませる。
「私、ファミレスでしか食べたことないです。」
麻子の引き立て役の地味な富士子も同様だ。
「楽しみにして下さい」
二人の方を向いて歩いていた田中は男と肩がぶつかる。
「おい、人にぶつかっておいてそのままスルーかよ」
チンピラ二人組が因縁を付ける。
「失礼」
上から目線で対応する。
「このやろーナメてるのか?」
田中の襟首を掴んだ瞬間チンピラは宙に舞った。
もう一人を手首の関節を極め締め上げる。
「いてて、参ったもう勘弁してくれー。」
激痛に顔を歪めたまらずわびを入れる。
二人組はそそくさと逃げ出す。
「田中さん凄いです。」
麻子が驚きの声を上げる。
「かっこよすぎです。」
富士子も同様だ。
群衆もどよめいている。
「多少、合気道の心得があるだけですよ。」
ドヤ顔をする田中。
田中は子供の頃その技のキレから最後の達人と称された、塩田剛三を彷彿とさせると絶賛された。
「武道家は無闇に技を使ってはいけないんですが暴力に屈するわけにはいきませんから。」
「降りかかる火の粉は払わないといけないですよね。
麻子が尊敬の眼差しを向ける。
「平成の達人ですね。」
富士子も同様だ。
田中は自己満を続けようとしたところに背後から声がかかる。
「兄ちゃん俺にも教えてくれよ。」
「何か用かい?」
振り返った田中の顔面が青ざめる。
視線の先には身長二メートル弱、体重130キロオーバーのスーパーヘビー級がいる。
顔は悪さしかしたことがありませんと訴えかける凶悪な人相だ。後ろにさっきの二人組がいるところを見ると、どうやらボスのようだ。
「フッ、僕は無益な戦いは好まない、さぁ二人とも行こう。」
出来る限りの虚勢を張りその場から逃げ出そうとする。
「田中さんやっつけちゃって下さい。」
挑発をする麻子。
「悪党をのさばらせてはダメです。」
同様の富士子。
「さあ、達人の技ってやつを俺にもかけてくれよ」
ボスキャラがドSの笑みを浮かべる。
にっちもさっちもいかなくなたった田中は何とその場に土下座をし額を地面に擦り付けた。
「調子に乗ってすみませんでした。どうかこの通りです。お許しください。」
助かるためなら恥も外聞もない田中の情けない姿に冷たい視線を浴びせる麻子と富士子。
群衆も完全にシラケきっている。
神に助けを祈る田中。
その時、男が通りかかった。
「あれ?田中のボンボンじゃん。こんなところで何してるんだ?」
「君、僕を知っているのか?頼む助けてくれ金ならいくらでも払う。」
「何で俺がそんなことしなくちゎいけないんだよ。」
立ち去ろうとする男をボスキャラが呼び止める。
「お前も土下座しろ。」
「関係ねーだろーが。」
「お仕置きされたいのか?」
ボスキャラが凄味を効かせる。
「お尻ペンペンされるのはそっちだろ。」
男は挑発で返す。
「ぶっ殺す。」
ボスキャラが殴りかかったその刹那一般人は一生聞くことはないであろう音が響き渡りボスキャラは地面に崩れ落ちた。
カウンターが顎にヒットし、ワンパンで瞬殺だ。
「すごーい」麻子と富士子が同時に矯声をあげる。
群衆も大盛り上がりだ。
相手が悪すぎた。男はその昔、最凶の晋仙組と恐れられた歴戦の猛者だ。
「助けて頂きありがとうございます。」
麻子は瞳をうるわす。
「本当に助かりました。」
富士子も同様だ。
「君達に被害が及ばなくて良かったよ。」
ニコリと笑う。
二人は恍惚の表情だ。
「俺、仙一って言うんだけどこれから飲みに行くんだが一緒に行かない?」
「一緒に連れて行って下さい。」
麻子は二つ返事だ。
「仙一さんと飲みたいです。」
富士子も同様だ。
「よーし、じゃあ行きますか。」
3人は意気投合して飲み屋に向かう。
群衆は何事もなかったの様に立ち去る。
完全に忘れ去られその場に一人おいてけぼりにされた田中は生暖かくなったパンツを買い換えにうつ向きながらドン▪キホーテに歩いていく。
[ 2016/02/16 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

湾岸の皇帝(後記)

超下らない作品を書いてしまった。
ある読者が田中を気に入り暇潰しに書いたのだ。
田中が主役になったらこうなるに決まってるでしょうが。
まあ、三人称の実験にはなったけど(笑)
今度こそ真面目な作品書きます。
どうかご容赦を。
[ 2016/02/15 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

湾岸の皇帝

男の名前は田中大。衆議院議員田中公平の一人息子だ。そこそこのイケメンにヴィトンのサングラスが微妙に似合う。
今は夜中だ。前が見づらいだけである。
田中は首都高を目指し愛車フェラーリで街を疾走しようとして渋滞にハマっていた。

首都高に到着。今から2時間前に映画ワイルド▪スピードに感化されここまで来た。
気分はハリウッドスターである。
一台のランエボが田中を煽ってきた。
「まったく、しょぼい日本車が僕のフェラーリに敵うと思っているのかい?」アクセルを踏み込む。
圧倒的スピードとパワーの前に成す術もなくちぎられるランエボ。フェラーリがただの爆音機ではなく素晴らしいマシーンだと言うことを証明する。
フェラーリは次々にしょぼい日本車を抜き去る。
田中は子供の頃ゴーカートで日本一になりセナの再来と呼ばれていた。残念ながら父親の跡を継がなくてはいけないためF1界の至宝を世界は失った。
「僕が湾岸の皇帝だ」
誰も田中を止められない。正しく彼こそが湾岸の皇帝だ。

もはや、妄想の世界の住人となった田中の背後にいつの間にか黒いGT-Rがピタリと張り付いている。
「面倒だな」
道を譲るがGT-Rはそれを拒否する。
「面白い、身の程知らずめ」
アクセル全開。バトル開始だ。

フェラーリになんとか食らいつくGT-R。
「フフフ、頑張っているな。そろそろ終わりにするか」
更に加速するフェラーリ。だが離れない。
「どうなっている。何故離れない。」
田中に焦りの色が浮かぶ。
カーブに差し掛かる手前でGT-Rが仕掛けてきた。
「ここで仕掛けるのか」
お互いに一歩も引かない。我慢比べだ。
「こいつ死ぬ気か?」
田中はアクセルを緩める。GT-Rは華麗に抜き去る。距離は開く一方。あっという間に遥か彼方に消え去った。
「うそ。。。」田中は茫然自失だ。
それもそのはず。あのGT-Rは本物の湾岸の皇帝だからだ。いつでもちぎれたが、小生意気な小僧をからかっていたのだ。
失意の田中はこの後警察の取り締まりの罠にハマった。


[ 2016/02/11 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

もう一度(後記)

どもー作品楽しめました?
小説2作品目だから自信なかったけど(笑)
皆からネタを提供してもらい感謝です。
無茶設定を何とかまとめて最後まで書き終えられたのは読者のお陰です。
噛ませ犬で登場させた絢ちゃんだったがいい女にしたら愛着が湧いて美夕ちゃんと立場が逆転しちゃいました(爆)
次回作の構想はあるがめんどくさがり屋のためいつ書くかは未定です。
また会えたら嬉しいです。
[ 2016/02/08 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

もう一度(完)

舞台の上で華麗に舞うバレリーナが目の前に居る。
夢を叶えた姿だ。
「晋作にドガの絵が分かるの?」
絢がクスクス笑う。
「お前と何回見に来ても絵の事はさっぱりわかんねー」
上野で見たバレリーナのポスターを思い出し初めてオレから誘ったのだ。
「いつ来ても、変わらない答えだね。」
「いつまでも変わらないのがオレなの」
クリスマスなのでカップルがやたら多い。
絵が好きな絢の為に来たはいいが落ち着かないところだ。
適当に相づちを打ちながらやり過ごした。

外に出るとクソ寒くてこたつが恋しくなる。
さっさと済ますか。
「クリスマスプレゼント渡すわ」
オレは古びたオルゴールを渡す。
「これって、タイムカプセルに入ってたやつだよね?」
「引っ越すときに渡し損ねた、思い出と言う付加価値が付いた逸品だ。」
「少しでも期待した自分が恥ずかしいよ」
絢は頬をふくらます。
オレは構わず蓋を開ける。
ドビュッシーのアラベスクが流れる。
絢が目を丸くする。
「これってダイヤ?本物?」
「本物の訳ねーだろ。偽物、偽物」
「だよね、晋作にそんな甲斐性あるわけないよね」
「本物は成り上がって渡してやるよ。」
「いつに成ることやら、フランスに行っちゃうしね」
「多少の貯えはあるさ、オレならフランスだろうが金くらい直ぐに稼げる。」
「え、それって。。。」
「宝物はもうなくしたくないからな」
時が止まったかのように沈黙が続く。
「アメリカでヘタこいたダメ男が偉そうなこと言うな」
「それ言っちゃう?」
一緒にゲラゲラ大笑いする。
「そろそろ帰るか」
雪が降りだした中、オレ達はお互いの手に懐かしい温もりを感じた。
[ 2016/02/01 ] 小説 | TB(0) | CM(0)