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もう一度(11)

井の頭通りを歩いていると下品な重低音を響かせたフェラーリがクラクションを鳴らした。
サイドウインドウが下がると思った通りのアホ面とご対面だ。
「やあ、少し話したいことがあるんだ。乗ってくれないかい?」
オレは助手席に座った。
「話したいことって?」
「ここでは、ゆっくり話せないから場所を変えよう」
ほんとうるせー音だ
「こいつは空でも飛ぶのか?」
「ははは、君のような人間には分からないだろうな」
挑発するようにエンジンをふかす。

某高級ホテルのラウンジに連れてこられた。周りはフォーマルな格好でジーンズにダウンのオレは明らかに場違いだ。オレに恥をかかかせたいんだろう。
大して美味くないのにぼったくるコーヒーを飲む。
田中は長々と自己満を披露している。
「まぁ君は絢さんには不釣り合いと言うことだよ」
「あっそ、それで話したいことは済んだのか?」
「フフフ、この期に及んで強がりかい?」
勝ち誇った顔だ。
「もう、絢さんに付きまとうのは止めてもらおう」
どっちがつきまとっているんだよ。
「ここは僕がご馳走しよう」
わざとらしくブラックカードを取り出す。
「いや、ここはオレが出すよ」
「無理しなくていいのに」
にやけた顔だ。だがオレが取り出したカードを見て顔色が変わった。
「え、そのカード、パラジウムじゃないか、本物か?」
「偽物で会計出来るか?」
「何で君がそんなものを持っているんだ?」
「ちょいと金儲けに成功して腐るほど金を持っているんだよ。持ち歩く訳にも行かないからな」
田中は茫然自失だ。
「じゃあな」
金以外何もないあいつには丁度いいお仕置きだったな。
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[ 2016/01/08 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

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