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欠片を求めて(2)

「平木~どこほっつき歩いてた。私は忙しいんだ。」
「すみません。」
「平山さんの様子を見て来い。術後の経過はいいが一応な。」
「え、桜井先生が見るのでは?」
「私は忙しいと言ったぞ。同じことを二度言うのは無駄だ。雑魚は雑用してればいいんだよ。」
「直ぐに行ってきます。」
平木は、逃げるように部屋を出た。
この30半ばの眼鏡をかけた眼光鋭い口の悪い女が平木の直属の上司、桜井京子だ。
そして、何故か美人だ。

勤務を終えた宮は、後輩看護師の玉木絵里子と居酒屋で談笑中だ。
酒の入った席での、看護師同士の会話など医者か患者の悪口と言うのが相場だろう。
例のごとく、宮は玉木の愚痴を聞かされていた。
「あー、宮本ムカつくわー。毎日あいつの顔を見るくらいなら、転職しようかな。」
「看護師は、腕一本で生きてく仕事だからねー。転職してみる?」
「今の職場は気に入ってるんでー。しばらく続けてみます。」
玉木は、ビールを一気に飲み干した。
「そうそう、今日、平木先生が手話で女の子と話してたの。
多分、小児病棟の子だと思うんだけど何か聞いてない?」
「あー、あづみちゃんが言ってた医者って平木先生の事だったんだー。
にんじんが、嫌いらしいですね。」
「そんなこと話してたんだ。」
「平木先生、ルックスいいからあづみちゃん気にいってましたよ。」
「そうなんだ。あの人、女性に人気あるからね。」
「宮さんも、ぐずぐずしてられませんねー。」
玉木は、うれしそうに話す。
「そう言うのないから。ただの同僚よ。」
「そういう事にしておきますか。」
玉木は含み笑いを浮かべた。
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[ 2016/11/24 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

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